最近もっとも多い質問です。
これに一発回答はできませんがわかる範囲で書いてみたいと思います。
サイクルスポーツ3月号究極の選択2019にも
コメントさせていただきました。
紙面の関係でさらっとでしたが
これからのブレーキについて一言コメントしてあります。
”MTBはリムブレーキなくなりましたよね”
とも
単純にブレーキ単体の性能だけではディスクが良いのはどの乗り物をみても間違いがないですね。自動2輪4輪でリムに摩擦で止めるタイプは無いです。
自転車では山を走るMTBではほぼディスクになりました。
ディスクが制動力がありコントロールがしやすいのは乗ればすぐわかります。
ここではもしプロチームだったらどうなのか想像してみました。
プロはテクニックが常人とは全然違うのでテクニック的な部分は表には見えません。
それぞれのブレーキを選ぶのはチームの方針で要因は色々です。
チーム内面では
1監督の好み
見た目が嫌いとか。
今までも大丈夫だからリムで十分と楽観的に考えている。
機材の供給数の制限でどちらかにしか振り分けられない。
2メカニックが新機材を嫌がる
(実体験) 作業時間を取れないから今年度見送り〜!
監督もあまり深く考えない。(意外と多い)
3供給フレームの事情
単にフレームが来ない、できていない。
4チームが走るレースの質
多分トップチームはこれが一番の要素。
SKYに代表されるステージ総合を狙うチームは総合絡みの選手が先頭にいる時間が長く
チームカーが不在の時間が長い。
重要な山岳では狭く集団も長くなりチームカーが先頭近くまで行けない。
パリルーベのようなパンクが多いレース数が多い。
逆にクラシックの最終で少人数になる展開が多いチームは採用しやすい。
(クラシックに強いチーム)
少人数の逃げができるので交換作業はすぐできる。
ディスクの場合は車体ごと交換
5メーカーによる供給条件
それを使わないとお金が出ない。
または供給数の制限
6選手の要望
チーム内の強い選手が使いたがらない。
7重量が重めと考えている
今はそうでもない。
などなど
もっとも考えられるのは..
4チームが走るレースの条件と
5メーカーによる供給条件でしょう。
6の選手の要望は供給メーカーの一言で抹殺されるので今の時代ではあまりないでしょうね。
今後どうなっていくかというと
7重量重めはすぐに解決されると思います。すでにディスクの方が軽くなりつつあります。
日本人が見るプロツアーでは2年くらいでほぼディスク化されるはずです。
一般ユーザーへのコマーシャルで供給しているわけですから当然レースでも
アピールが必要になってきますね。
ただし
ステージレースで”総合で勝てるチーム”はもしかするとリムブレーキを場所によって使う可能性も高いですね。
TTはリムブレーキのままでしょう。
あまりブレーキをかけることも無いし。
後輪がディスクホイールのディスクブレーキがいくつか出たらディスクブレーキになるかもしれません。
BORA ULTRA TT DISKとか。。。
つづく