ベルエキップ開店時から扱っておりましたMAVIC製品全ての販売を3月いっぱいで終了いたしました。
メンテナンス修理等の補修パーツに関しては今まで通り継続いたします。
2000年前後のMAVICはキシリウムやヘリウムなど完成車輪の走りで高精度の製品を作っていました。
電動変速機もZAP、無線のMECATRONICSなど2回も作って(2回失敗?)チャレンジャーな先進企業でした。
スピードメーター、ハブ単体、カセットギア、ツールで最初に使われたDH バーもMAVIC製が使われていました。
その後R-sysをピークにして次第に製品が簡素化されるようになってきました。
近年はウェア〜シューズなどソフト系にも参入。参入初期は良い製品をだしていました。
しかしホイールはカンパ、フルクラム、台湾メーカー等他社製品は年々レベルアップし、相対的に見てMAVICは
特別ではなくなっていました。
こんなMAVICでしたが今回取り扱いをやめる主な理由はつぎのとおりです。
1 ホイール(アルミ、カーボン)品質、組み立て、精度など全ての問題。
2 近年発売されたUSTの特に外しにくさ。
トラブル時、天候などの状況で復旧できない可能性。
4 他メーカーの進化がMAVICを追い越した。
5 近年、未完成と感じるシューズとMAVICウェアーのセット販売(これはベルエキップは除外)
特に2に関してのマヴィックUST
確かにチューブレスは各社素晴らしいです。
マヴィックは手押しポンプで空気が入ります。他社はコンプレッサーが必要です。
パンク経験のある方ならわかると思いますが、下りなどで腕が疲れている時のタイヤの脱着は結構大変です。
最初にタイヤを入れるのはショップや自宅などで行うため道具が使えるので通常レベルの外しやすくするべきでした。
やはり販売後からタイヤが外せなくて持参するケースが続発。
新しい時はコツがあれば外せますが、長い期間外していなかったり、手が疲れていたりすると外しにくくなります。
私もこれは問題と感じるようになりました。
ちょうど先月ANTAに買収されたアメアがENVEを残してMAVICをファンドに売却した時点で
(*ENVEはアメリカで根強いブランド力があり、アメアは手放さなかった。)
熟慮の結果、今後MAVICの取り扱いを止めることに決定しました。
なお今まで販売したホイール、OEM完成車ホイールのメンテナンスその他補修パーツ、メンテナンス系は入手可能です。
CEMAセラミックベアリングもマヴィックが使用しているOEM特殊サイズ含め対応可能です。
ベルエキップ 遠藤徹