自転車の値上がりが続いています。
前の記事
2024年モデルの価格
2021年の記事
自転車不足
今まではコロナによる世界的な需要の上下要因で価格が不安定でした。
これから状況は日本の円安による値上げが考えられます。
コロナで作りすぎた会社
海外マスプロはコロナ特需が続くと見込んで大量に作りました。
そこに米のインフレなどの影響で在庫がダブついてしまいました。
下請けのOEMに対してキャンセルなどを申請したものの
大手中華系工場は生産を増やさずに大手に対応していたため、大量のキャンセルを
受ける羽目になりました。
OEMも大手へのペナルティとして新規の受注量をキャンセル時の数量までしか
受け付けないようにしているため全体に生産量が少ないことになっています。
大手が苦戦している間に
中国やベトナムの下請け工場などがオリジナル化(ブランド化)して
力をつけています。
たとえば中国のPARUDUS などは10年ほど前から積極的にブランディングしています。
このメーカーは中国のナショナルチームにも供給している大手で有名ブランドの下請けでもあります。
日本でも売ってくれと言われていますが価格もそんなに高くないので
どこかの問屋さんがやっても面白いと思います。
工場を持っている、持っていないに関わらず、作り方などは一般にわかるスペックは素材程度ですが
見る人が見ればある程度は判断ができます。
価格差
海外メーカーでも同じスペックのフレーム、パーツでも大きな価格差、
大体1.5 倍の差が出てきました。
これは完成車にするための工数が増えるのと輸送に関する変化です。
輸送回数が多かったり世界的なメーカーではコンテナ価格が上がったりするため
それを平均化するために自然と上がっていきます。
コンテナ
中東でスエズ運河が閉まっているためコンテナコストが高くなっています。
エアーと変わらない場合もあるくらいです。
あまり上がらないメーカー
日本国内では日本で完成車レベルに仕上げるところは上がっていません。
ベルエキップで扱っているメーカーの中では
ウィリエール、FOCUS、 タイム、BOMA フレームのみ輸入して国内生産のシマノで組んでいます。
組み立ても日本国内ですから内外差が少なくできます。
他にジャイアント、オルベアなどは自国内生産で横の移動を減らしてコストダウンに成功しています。
価格が下がりにくい
大きなアライアンスグループに属している中価格帯を含むメーカーは組み立てに関わる移動コストや工場への支払いなどで上がる要因が大きくなっています。
同じOME工場を使っている場合は販売数量も少なくなりがち。
円安。。
コロナ明けが一年遅かった日本は海外の復活より遅れていました。
そこに円安がきて(理由はさまざま)日本には不利な状況が続いています。
世界的のなかで円が安くなっているため原価に加えて輸入コストも150%ほどになっています。
輸出できれば良いのですがもう国内には完成車設備はパナだけ。
他の設備も無く、唯一といえるシマノがあるのが救いと言えるかもしれません。
同じスペックでも安く買うには
前にあげた輸送コストなどがかからないものを選ぶと良いのですが
一般ユーザーには内情は判断できないと思いますので以下にあっぷしておきます。
以下に挙げるメーカーはコスパ良し
またフレームから組み立てるのも良い方法です。
好きなパーツ組み合わせが自由
ホイールも色々選べます。
WILIER
GIANT
ORBEA
FOCUS
YONEX
TIME
DEROSA
TEBE
中華系 ブランドのフレーム売り
YOELEO
WINSPACE etc
*後半にかけて値上げがあります。
ご検討の方はお早めにどうぞ
Comments