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世界的自転車不足3




以前の記事 

去年の1月の投稿した通り、納期がかかるのと値上げはその通りになってしまいました。



今年も依然として流通が良くない状態が続いています。

ブランドによって、手配できるブランドとそうでないところが分かれてきています。

コロナもほぼ収束傾向でレースなどのイベントは復活しているので、だんだん良くなると思います。

自転車需要の爆増も一段落です。



現状ベルエキップでは、取扱も完成車ブランドは早めにオーダーをしておいたため

ある程度の確保はできています。


ORBEA

PINARELLO

WILIER

GIANT

など

TIMEなどは普通に入ってきます

昔は遅めの納期で、いつ来るか分からないと言われていましたが、今では最速に近いです。


その他のメーカーでは今から発注しても年内〜来年にかけての入荷も不透明で、ブランドによってはそれ以降の見込みも立っていないところがあります。

2023年モデルを出さないメーカーもあるようです。

主な理由はメーカー(の下請け側 OEM)が素材確保できていなために受注を受けられないためのようです。またブランドや親会社の再編も進んでいます。



素材

年末にカーボン(東レ)が値上げしたそうですが、他メーカーも追従したのか便乗か不明ですが全般に値上げされました。


アルミはビレットという素材の塊が6年前の3倍になって生地ベースでカーボンと差が縮んできています。

そのため安めの自転車が少なくなってきました。

今後アルミフレームはハンドメイド系を中心に高いブランドが復活する可能性もあります。


鉄、チタンも同様に上がり傾向です。

チタンはロシア原料が主流でしたので、これから入手が難しくなると思います。

また溶接技術が必要な素材はとにかく高くなってきています。


中国のカーボンフレームの会社は国の指示で1週間のうち数日しか稼働できなくなっています。

国内の報道では電力不足と言われていますが、同時に二酸化炭素の排出権に関するものらしく二酸化炭素を減らして生産効率をアップすることで利益が増やせる仕組みになっているのだそうです。(排出権取引制度)


一部のOEMメーカーはバラバラだったメーカーが協業してフレーム部材単位で収める体制ができているようです。そのため供給は回復しているところもあります。


大手カーボンフレームメーカーはブランドの絞り込みを開始しているようです。

理不尽な要求ばかりしていたブランドはもう受けてもらえません。




コンポーネント


シマノのパーツは新規発注はかなりのモデルで”入荷不明”になっています。


どうしてこんなに無いのか?

色々な説が飛び交っています。

意外と中国、アジアでは部品には困っていないのか、完成車は販売されています。

台湾、日本が在庫が少ないような雰囲気です。


5月にシマノの値上げがあり、機械式を中心に20%ほど上がりました。

コンポがなく組めないメーカーとフレームが供給されずに組めないメーカーの2通りが存在していて、今後はフレーム供給を干されたメーカーは消えていくと思います。


ホイールは上海のロックダウンがありましたが、今後各メーカーに影響が出てきます。

OEMのホイールはすでに遅れ気味です。

ジャイアント系も若干影響あるかもしれませんね。



流通

コンテナの滞留は解消されつつあるようですが

その代わり料金が何倍も高くなって大変になっているそうです。

DHL,UPSなど飛行機のサービスも高くなっています。

今後販売価格に反映されていきます。



まとめ

2022年に比べて2023年モデルはおおよそ15〜20%の値上げの予想。

円安が進んで135円以下になると23%ほど上がるかもしれません。


まもなく2023モデルが出る(出せるところは)時期ですが価格が恐ろしいです。


新車をお考えの方はお早めにご相談下さい。





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