ここでは主にロードシューズについてです。
シューズは自転車の中でも一番難しい部分かも知れない。体と自転車の接点になる部分なのでしっかりあわせないと
調子が悪い。
靴は色々出ているが違いを比べてみると・・
ソール (靴底)
ナイロン系のプラスチックタイプと最近はカーボンも増えている。
カーボンは軽くしなりが全く無いので力がダイレクトに伝わる。薄く、ペダルにも近いので踏んだ感じが安定して感じる。
反面硬くて足の裏が痛くなる場合も時々あるようだ。
しならないカーボンでも最近はたとえばパールやタイム2006のように入力方向には変形しない代わり足首の振れに対応
できるように回転方向にはねじれがあるものも出てきた。
足裏に痛みがあるときはアキレス腱などから来ることも多いようでその場合はこういった靴の効果もあるかもしれない。
プラスチックは少し変形(たわむ)のが多く特に初心者には使いやすいかもしれない。
間に部分的にカーボンをはさんだタイプ、たとえばSIDIなどはこのタイプ。
プラソールは振動吸収も良いように感じる。
この点を考慮してかプラ、カーボン2タイプ出すメーカーが増えてきたように思う。
ソールの反りも色々で最近は真っ直ぐなものが増えてきた。ちょっと反っていた方が個人的には好き。
クリート穴
靴底にクリートをつける穴があり、この位置も各メーカーバラバラ。最近は深めが多いようだ。
輸入元がメーカーに提案できるところには良いものが多い。ここは重要なので気をつけて選びたい部分。
アッパー
靴の形を作る部分
皮が昔は主流だったが最近は合成皮革が増えてきた。形の幅もさまざまで狭かったり広すぎたりするものもある。
つま先までしっかり入っていくのが合う靴といえる。
内部の縫い目もスムーズでないと長時間はいていて擦れるので注意が必要。
足を固定した時にクリック部分が当たるのは良くない。
幅広タイプも増えてきた。
止めかた
マジックやクリックして止めるのが主流
マジックは雨に弱いので時々締めると良い。細かい微調整ができるのも良い点。
クリックタイプは緩みにくく戻る事が少ない。ただ緩めたい時に再調整するのが複雑。
選び方
初めての人は普通の靴と同じ感覚で選んで失敗する。
基本は足の前後に余分な隙間が無いこと。
この部分に余裕がありすぎるとペダルと固定されたソールと足裏が擦れて力が入らず、時々靴ズレもおきる。
関節にも負担が大きいので注意する点。
幅、特に足の小指側が圧迫されていないかどうかを確認すると良い。
甲高の人は幅広のタイプを選択するのが無難。
左右の足の大きさは違うので左右履いて見ると良い。
ちょっと立ってみて足指が曲がってないか確認する。
モデルは高くても安くても足に合うことを基本に考えると失敗が少ない。
大きさで迷ったら少し小さめで走りこんだほうが良いと思う。
かかとのパットがあるタイプは必ずそこが薄くなるので丁度よくなる。
買い替えの人は現在のクリートと位置あわせして、大きく違わないのを選ぶのが大事。
どうしても大きいのが良い人は感覚で選んでもOKだができればフィットするものを探して言ったほうがベター。