自転車を作る時に最初に聞く言葉だと思います。
これは一般的にはシートが付いている部分の縦のパイプ(シートチューブ)の部分の長さのことです.
スローピングが増えた現在実際に重要なのはトップチューブの長さです。
もう少し厳密に言うとサドルの前後位置(シート角とも関係あります)も大事な要素に
なります。
最近はスローピングも多く判断基準になるのはむしろトップチューブとシート角、アヘッドが増えたためヘッドチューブ長になります。最近の気の効いた(判っている)メーカーはちゃんとヘッドチューブ長が載っています。
ベルエキップの場合は普通に使っているフィッティングスケール(架空にサイズを合わせる台)は使いません。
始めに調べるのは身長、体重、など各部の長さと、柔軟性です。
体の(骨)の長さは変わらないので、変わるのは経験によるポジションの変化だけです。
もし、これをスケールで測ると、今(変化前)のサイズになってしまうために段々乗り込んだ後の変化に対応できなくなることが経験上ありました。
フィッティングスケールはその時点でのサイズを出しやすいのですが、体の各部の長さは個人差があり、シートのスケール上でのサドルの高さだけでフレームサイズを決めるのは無理があるということに気が付きました。その理由として。
理由の
その一
”成長途中の人(若者)”は別として関節の(骨の長さ)位置は変化しない
その2
柔軟性を無視してハンドルの高さを決められない。これはフレームサイズだけを決めてもフレームのヘッドチューブ長さが短かかったりするとうまくあわせられない事がある。
その3
身長が大きくても実は首と頭部が長い人も多いため実際は身長が小さい人と変わらない時がある。
その4
一番重要ですが、走りこむと体に変化が出てサドルも高く、ステムも伸びる。つまりフレームも大きくなることがある。
このことを考えると、むしろフィッティングスケールよりも、実際に採寸する方が柔軟にサイズを決める事ができることがわかりました。
その中でフレームサイズに戻ると同じサイズでもトップチューブが長い場合は胴長の人、短い場合は足長の人という風に分かれます。
ヘッドチューブの長さも、長いものと短いものがありこれはメーカーによって違います。
基本的なサイズは股下寸法の65%ぐらいですが前にかいたように、胴長や柔軟性、年齢によってかなり変わってくる部分ですから慎重に決めなければいけない部分です。
ベルエキップでは小柄な人、初めての人には少し大きめ
経験者、大きい人には小さめにする事が多いですが、走っている頻度によってもかなり変化します。
というわけでベルエキップは一番最初のフレームサイズ(シートチューブの長さ)はあまり重要視していません。
重要なのは、後々対応できるサイズかどうかということです。